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第66回 防災一口メモ (2011年11月)
情報提供:宮古島地方気象台
竜巻から身を守ろう!
全国でもっとも竜巻発生確認数が多い県を知っていますか?
それは沖縄県です。1991年から2010年の20年間の統計(気象庁)で沖縄県99個、北海道77個、新潟県41個、高知県30個と続きます。沖縄県が竜巻発生確認回数のもっとも多い理由は、ほぼ平坦な島で海に囲まれ、積乱雲が発達しやすいことや台風接近数が多いことが要因です。
竜巻の発生は、夏場の台風シーズンがもっとも多く、冬場から春先にかけても寒冷前線、低気圧などに伴い発生しています。
竜巻によって起こる災害に、建物の倒壊、飛来物の衝突、電柱・樹木の倒壊、テント等の飛散などの他に、強い竜巻では自動車が転覆することもあります。
沖縄県で竜巻による災害が少ないのは、海上で発生した竜巻のほとんどが海上で寿命を終えるためです。過去には、沖縄県で竜巻による死者がでる災害が発生しています。
気象台では、「竜巻」の発生するおそれがある場合には、「雷注意報」や「竜巻注意情報」を発表して、竜巻から身を守るよう注意を呼びかけています。
以下の様な「竜巻接近時の顕著な気象現象」や竜巻が間近に迫ったらコンクリートなどの頑丈な建物の中に避難し、建物の中心部の窓から離れた場所に避難しましょう。
竜巻接近時の顕著な気象現象
- 真っ黒い雲が近づき、周囲が急に暗くなる。
- 雷鳴が聞こえたり、雷光が見えたりする。
- ヒヤッとした冷たい風が吹き出す。
宮古島地方気象台
電話:0980-72-3054