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第104回 防災一口メモ (2014年12月)
情報提供:宮古島地方気象台
宮古島近海の繰り返し地震
今年(2014年)9月18日、宮古島の北東約15km付近の深さ約50kmでM5.2の地震が発生し、宮古島で最大震度4を観測しました。
この地震は、フィリピン海プレートと陸のプレートとの境界で発生したものと考えられ、震源付近では1997年以降、M5.0以上の地震が今回を含め5回発生しています(右図)。
今回の地震は、宮古島近海で発生している繰り返し地震のひとつで、M5.1クラスの地震が5~7年の間隔で発生しています。
地震対策は、家具の耐震固定など日頃の備えが大切です。また、地震が発生しても落ち着いて行動できるよう、心構えをしておきましょう。
1997年以降の震央分布(M=マグニチュード)
地震で揺れたときの心構え
・あわてずに、まず身の安全を確保する
・火の始末は揺れがおさまってから
・海岸で強い揺れを感じたらすぐに高台へ避難(津波からの避難)
フィリピン海プレートや太平洋プレートはゆっくりと大陸のプレートの下に沈み込んでいます(右図)。
摩擦が大きく固着の強いところ(アスペリティ)では「プレート面が一定期間固着してエネルギーを溜め込んだ後に急激な滑りを起こして地震としてエネルギーを開放する」ことを繰り返しています。
大きなアスペリティほど固着している時間が長く、滑りを起こすときに規模の大きな地震が発生します。
アスペリティの模式図
(Uchida,2003)
宮古島地方気象台
電話:0980-72-3054
宮古島地方気象台ホームページ http://www.jma-net.go.jp/miyako/