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第26回 防災一口メモ
情報提供:宮古島地方気象台
緊急地震速報の利用について
平成20年4月28日02時32分頃、宮古島近海の深さ20kmを震源とするマグニチュード5.2、震度4の地震が発生しました。この地震に対し、気象庁は震度5弱の揺れを予想し、宮古島から西表島にかけて緊急地震速報(警報)を発表しました。
今回の地震は、震源が近いため、地震発生と同時に強い揺れ(主要動)があり、情報の提供は間に合いませんでした。このように緊急地震速報は、近い場所で地震が発生した場合、情報が間に合わない技術的限界もあります。
緊急地震速報を見聞きしてから、強い揺れが来るまでの時間が数秒から数十秒しかありませんので、その短い間にできることは「周囲の状況に応じてあわてずに身の安全を確保する」ことであり、緊急地震速報の目的もそこにあります。
緊急地震速報を見聞きしたときの対応については気象庁ホームページ又は宮古島市役所ホームページ(防災情報)の第14回「緊急地震速報利用の心得」をご覧ください。
なお、深夜大きな地震等による被害が発生した場合はライフラインの障害も予想されることから、即行動ができるよう常に身近に懐中電灯やラジオなど防災グッズを備え置くことが必要です。「備えあれば憂いなし」です。
今回の緊急地震速報第1報提供から、主要動到達までの時間および推計震度分布図
(図中の数字は、強い揺れが到達するまでの猶予時間(秒)
宮古島地方気象台 技術課
電話:0980-72-3051