トップ > くらしの情報 > 防災・安全 > 防災情報 > 防災一口メモ > バックナンバー > まだまだ台風シーズン 台風対策を忘れずに!
第30回 防災一口メモ
情報提供:宮古島地方気象台
まだまだ台風シーズン 台風対策を忘れずに!
沖縄では「台風はどこに向かっているの?」と台風があいさつ代わりになるほどで、皆さんの関心事のひとつではないでしょうか。
この台風についてですが、1年間に何個発生するか、宮古島地方に何個接近し、接近数は何月が多いかご存知でしょうか。
答えは、30年間の平均では、1年間に約27個発生し、宮古島には約4個接近(注1)します。接近数は多い順に8月、9月、7月、10月となります(下表参照)。
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
個 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.2 | 0.3 | 0.6 | 1.2 | 0.8 | 0.4 | 0.2 | 0.0 | 3.6 |
台風は上空の風の流れや地球の自転の影響で北へ向かう性質を持っています。台風は通常、低緯度で発生し、太平洋高気圧の周辺をまわって北上します。
台風の一般的な月別の進路は図のとおりですが、統計からみると、宮古島地方に接近する台風の数は、9月が2位、10月も4位に入ります。今の時期はまだまだ「台風シーズン」なのです。
記憶に新しい2003年の台風第14号(宮古島を直撃し甚大な被害をもたらした)は9月に来ました。また、85.3メートル毎秒の最大瞬間風速を観測した1966年の第2宮古島台風「コラ」や79.8メートル毎秒の最大瞬間風速を観測した1968年の第3宮古島台風「デラ」も9月に来ました。
今年はこれまで台風の接近はありませんでしたが、台風第13号が発達して接近しそうです。台風への備えとして、テレビやラジオで気象台が発表する注意報・警報・気象情報を利用するとともに、気象庁や宮古島地方気象台のホームページを活用し、早めに備えましょう。
(注1)台風の中心が気象台(宮古島)から300キロメートル以内を通過することをいう。
宮古島地方気象台 技術課
電話:0980-72-3051