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第43回 防災一口メモ
情報提供:宮古島地方気象台
酸性雨の豆知識
皆さんは酸性雨という言葉を聞いたことがあると思います。でも、自分たちには関係のない遠いものと感じている人も多いのではないでしょうか。
しかし、気づかないうちに私たちの身近にもいろいろな酸性雨の影響と考えられる現象が、見られるようになってきています。
酸性雨とは、石油などの化石燃料の燃焼により大気中に放出される硫黄酸化物や窒素酸化物が、大気中の化学反応で硫酸や硝酸となり、これが雨に溶け込むと降水が酸性化し酸性雨となります。酸性度の強い雨は、湖沼、河川、土壌を酸性化し、生態系に影響を及ぼすため大きな環境問題となっています。
酸性雨の問題は、被害や影響が発生原因国のみならず、国境を越えて地球規模まで広がり、国際的な取り組みが必要な環境問題となっています。今、私たちにできることは、硫黄酸化物、窒素酸化物の排出を抑えるために、排気ガスを減らすように心がけること、空気を汚さないように一人ひとりが気をつけることではないでしょうか。
まずは、「できるだけ自動車の利用を控える」ことからはじめませんか?
宮古島地方気象台 技術課
電話:0980-72-3051