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第54回 防災一口メモ 
情報提供:宮古島地方気象台

予報用語について

気象庁では、天気予報や注意報・警報、各種気象情報は、誰にでも正確に伝わるよう、報道機関などの意見をうかがいながら、天気予報などに使用する予報用語を定めています。

これからの季節は、北寄りの季節風の吹き出しにより「強風と高波に関する気象情報」が多く発表されます。例として、「強風と高波に関する気象情報」の予報用語について解説します。強風と高波に関する気象情報は、下の表の1、2、3の一定の定義付けがなされた予報用語が多く用いられています。

解説:
「宮古島地方では、00日朝から(表1 06~09時頃から)北の風が強まり、沿岸の海域では、00日にかけてしける(表2 4mをこえ~6mまで)見込みです。陸上・海上とも強風(表3 15メートル毎秒以上~20メートル毎秒未満)高波に十分注意してください。」と内容を細かく把握することができます。

下の表を参考にして、天気予報などをより有効に利用していただきますようお願いします。

1. 1日の時間細分
昼頃
00~03時 03~06時 06~09時 09~12時 12~15時 15~18時 18~21時 21~24時
未明 明け方 昼前 昼過ぎ 夕方 夜のはじめ頃 夜遅く
午前中 午後
日中
2. 波の表現(うねりは、周期が10秒以上に付加)
おだやか 0m ~ 0.1mまで
おだやかなほう 0.1mをこえ ~ 0.5mまで
多少波がある 0.5mをこえ ~ 1.25mまで
波がやや高い 1.25mをこえ ~ 2.5mまで
波が高い 2.5mをこえ ~ 4mまで
しける 4mをこえ ~ 6mまで
大しけ 6mをこえ ~ 9mまで
猛烈にしける 9mをこえる
3. 風の強さと吹き方(10分間平均風速)
やや強い風 10メートル毎秒以上 ~ 15メートル毎秒未満 風に向かって歩きにくくなる。傘がさせない。
強い風 15メートル毎秒以上 ~ 20メートル毎秒未満 風に向かって歩けない。転倒する人もでる。
非常に強い風 20メートル毎秒以上 ~ 30メートル毎秒未満 しっかりと身体を確保しないと転送する。
暴風 暴風警報基準(25メートル毎秒以上の風) 立っていられない。
屋外での行動は危険。
猛烈な風 30メートル毎秒以上、
または瞬間風速50メートル毎秒以上

お問い合わせ先

宮古島地方気象台 技術課
電話:0980-72-3051

防災メモ