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第7回 防災一口メモ
情報提供:宮古島地方気象台
地震・津波対策の基礎
グラッときたら、あなたはどうします?
たいていの場合、あわてて外に逃げ出そうとします。通常、静かな大地がぐらぐら揺れるのだから恐怖でパニックになるのは当然です。でも、揺れている最中に外に飛び出すのは、落下物や横転物などで危険がいっぱいです。揺れがおさまるまで机やテーブルの下に身を隠しましょう。落下物から身を守るのには最適な方法です。特に頑丈なテーブルや机の下は、セーフティーエリア(安全な空間)となります。万が一、家屋が倒壊した場合でも、隙間ができて助かる確率は高くなります。
ほとんどの場合、地震の揺れは一分以内でおさまります。その後に、行動しましょう。
海岸付近で「強い揺れ」を感じたとき、または、弱い地震であっても長い時間ゆっくりとした揺れを感じたときは直ちに高いところに避難しましょう。近海で大きな地震が発生した場合、数分から十数分で津波が押し寄せることがあるからです。避難に際しては、遠い高台より、近くの高いビルが有効です。避難後、必ず津波の有無などの情報を確認したうえで、対応を決めることが大切です。
「大丈夫、津波の前には、急激に潮が引くから、あわてる必要はない」と言っているあなた、本当に大丈夫でしょうか。津波の前に「急激な引き波」という知識はすごく重要ですが、地震後いきなり押し波があることも認識しておきましょう。(下図参照)
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津波のスピードは、水深4千メートルで時速約700キロメートル(ジェット機の速度)、10メートルの浅瀬でも約35km(自転車の走行速度)になります。
津波が近くに来てから、駆け足で逃げきるのは、ほぼ不可能です。 - 地震を感じなかったが、急に潮が引いたときや水平線付近に高い波を発見した場合は、すぐに高台に避難しましょう。
宮古島地方気象台
電話:0980-72-3054