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第160回 防災一口メモ (2019年11月)
情報提供:宮古島地方気象台
冬季は空気が乾燥してきます ~火の取り扱いに注意!~
11月に入り、宮古島地方でも北風が吹く季節となりました。例年10月から翌年4月にかけては空気が乾燥し「火災の起こりやすい気象条件となる日」が多くなります。火災の危険が大きいと予想されると、気象台は乾燥注意報を発表します。
乾燥注意報の発表基準(沖縄地方)
最小湿度50%以下で、実効湿度*が60%以下と予想される場合。
(*実効湿度:木材の乾燥の程度を表す指標で、数日前からの湿度を考慮に入れて計算する。実効湿度が50~60%以下になると火災の危険性が高まる。)
右のグラフは、宮古島(下里)における過去10年間(2009年~2018年)の「日最小湿度50%以下の月別平均日数」です。乾燥した日は、10月から増えはじめ12月から1月がピークとなり、4月まで続きます。火の取り扱いに注意が必要です。
右図は、2014年1月18日15時の地上天気図です。この日は大陸の高気圧が張り出し、宮古島地方に乾燥した空気が流れ込んできました。当日の宮古島(下里)の日最小湿度は38%となり、日最大風速が北の風10.2m/s、日最大瞬間風速が北の風16.7m/sと「火災の起こりやすい気象状況」となりました。
宮古島地方気象台
電話:0980-72-3054