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第161回 防災一口メモ (20019年12月)
情報提供:宮古島地方気象台

冬季から春先にかけて、強風・高波 に注意しましょう。

「西高東低の気圧配置」では、強風・高波に要注意!

「西高東低の気圧配置(※)」で大陸の優勢な高気圧が東シナ海に張り出してくると、南西諸島では、等圧線の間隔が狭まり、北寄りの風が強まります。このため、波が高くなり、海は「大しけ」となります。(※)天気図で日本から見て西側(中国大陸)に高気圧、東側に低気圧が位置する気圧配置。

「西高東低の気圧配置(例)」

左図:15日21時は、大陸の高気圧が張り出す前で、南西諸島付近の等圧線の間隔は緩やか。

右図:16日21時は、大陸の高気圧が東シナ海へ張り出し、南西諸島付近の等圧線の間隔が狭くなっている(等圧線の間隔が狭い=風が強い)。

16日は、宮古島地方でも15時過ぎから北寄りの風が急に強まり、その後、下地島空港で最大風速19.1メートル(最大瞬間風速24.2メートル)の強い風を観測した。 沿岸の海域では、5メートルを超える「しけ」となった。

気象台から発表する「気象情報」を有効に活用しましょう!

風が強まり、波が高くなる大しけ(しけ)の状況が予想される場合、気象台は数日前から「高波と強風に関する宮古島地方気象情報」を発表します。

マリンレジャーや船舶など海での活動の際には、必ず事前に注意報や警報、気象情報の確認をお願いします。また、テレビやラジオだけでなく、気象台ホームページなどから情報を入手することもできます。これらの情報を活用して「海難事故」を防ぎましょう。

お問い合わせ先

宮古島地方気象台
電話:0980-72-3054

防災メモ