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第122回 防災一口メモ (2016年7月)
情報提供:宮古島地方気象台
台風からのうねりについて
~うねりは、台風より速くやってきて、台風より長く残ります~
海水浴シーズンには、例年台風からのうねりの影響とみられる事故が発生しています。台風周辺の高波は、「うねり」として遠くまで伝わります。「うねり」により、海岸付近で急に波が高まったり、流れが強まったりする事があります。台風が遠くにあって天気が良い場合でも、海岸付近では「うねり」に気をつけてください。
台風通過後の「うねり」による海難事故の事例
(2015年8月10日午後、宮古島市伊良部渡口の浜で、観光の親子ら3人が死亡。)
2015年8月10日09時の地上天気図
・台風からのうねりは、時速30~50kmと、台風自体よりも速く伝わる事が多いです。
・宮古島地方の沿岸の海域では、台風第13号から変わった熱帯低気圧と、台風第14号からの「うねり」を伴っていたと推定されます。
・事故当時、波浪注意報や波浪警報は発表されていませんが、現場付近の海域は2メートル程度の波があったと推測されます。
写真:2015年8月20日の渡口の浜
・うねりは、台風より速くやってきて、台風より長く残ります。
・波やうねりの大きい海岸では、海に入ってのレジャーは避け、「身の安全を最優先」してください。
宮古島地方気象台
電話:0980-72-3054
宮古島地方気象台ホームページ http://www.jma-net.go.jp/miyako/