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第149回 防災一口メモ (2018年12月)
情報提供:宮古島地方気象台
12月は地球温暖化防止月間
現在の地球は過去1400年でもっとも暖かく、地球規模で気温が上昇し氷河や氷床が縮小しています。地球温暖化は、平均的な気温の上昇のみならず、異常高温(熱波)や大雨・干ばつの増加などのさまざまな気候の変化をともなっています。その影響は、早い春の訪れなどによる生物活動の変化や、水資源や農作物への影響など、自然生態系や人間社会にすでに現れています。将来、地球の気温はさらに上昇すると予想され、水、生態系、食糧、沿岸域、健康などでより深刻な影響が生じると考えられています。
国内3地点の大気中二酸化炭素濃度の年平均値
日本の平均気温の変化
日本付近の二酸化炭素濃度が観測史上最高を更新
日本付近の大気中の二酸化炭素濃度は年々増加を続けており、2017年の年平均値は、綾里409.2ppm、南鳥島407.7 ppm、与那国島409.5 ppmと、いずれも観測史上最高を更新しました。二酸化炭素濃度の増加に伴い、日本の平均気温も1898年(明治31年)以降では100年あたりおよそ1.1°Cの割合で上昇しています。特に、1990年代以降、高温となる年が頻繁にあらわれています。
地球温暖化の影響
気温の上昇に伴い、真夏日や熱帯夜の日数の増加や海面水位の上昇、勢力の強い台風の増加が予測されています。また、1日に降る雨の量が100ミリ以上というような大雨の日数は、長期的に増える傾向にあり、地球温暖化が影響している可能性があります
地球温暖化を緩やかにするため私たちにできること
- 不要な照明はこまめに消灯しましょう。
- 冷暖房は適切な温度設定で利用しましょう。
- シャワーは不必要に流したままにしないようにしましょう。
- 近距離の移動には、徒歩や自転車で移動しましょう。
宮古島地方気象台
電話:0980-72-3054