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博物館講座|宮古島市総合博物館

第14回博物館講座「宮古島の地質とその成り立ち」

  • 日時:H29.2.5(日) 14:00~16:00
  • 場所:宮古島市総合博物館研修室
  • 講師:新城竜一氏(琉球大学教授)

琉球大学理学部物質地球科学科で、岩石・鉱物・鉱床学の研究をされている新城竜一教授をお招きし、宮古島をはじめとする琉球列島の島の成り立ちについてご講演いただきました。

今年度は、前回5月に開催された第13回博物館講座「野草の観察会と野草採取」に続く第14回目の博物館講座となります。

宮古島が特異な地質構造を持つためか、興味を持つ方が多く、講座は大変盛況で44名の方にご参加いただきました。

以下にそのご報告をいたします。

講座では、宮古島をはじめとする琉球列島の大部分の成り立ちは、基盤となる島尻層群泥岩が遠く中国大陸から流れ、その上に氷河期、間氷河期や地殻隆起を繰り返すことでサンゴ礁による琉球石灰岩層が堆積し、その後更なる地殻変動が複雑に繰り返されることにより琉球弧として形成されたことが説明されました。

また、宮古島は西部に特に活断層が多く見られるが、琉球石灰岩そのものの形成時期が新しいために、断層のずれを観察しても年代特定が困難なため、その活動履歴がどの程度か不詳なままであり、今後の研究を待つことをお話しされました。

大勢の方が興味を持ち、ご参席いただきました

宮古島(琉球列島)の成り立ちについてご説明

プレートの重なりによる海溝、琉球弧の説明

 

ご自身の生い立ちなど、雑談も交えながら

楽しいお話を聞けました

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